第5回 かしこく☆ふるさと納税

こんにちは!税理士の脇田みきです。

ここのところ、全く別の2か所で、新卒で入社した会社(システム会社でプログラマーをしていました)の同期に偶然会いました。

もぅ本当にびっくり!こういうことってあるんですね~~

 

さて今日は、「ふるさと納税」についてお話します。

 

(1)ふるさと納税とは?

数年前からよく耳にするようになった「ふるさと納税」。
(2017年のふるさと納税適用者は225万人、寄付金額は2,540億円!)

気になってはいるけれど、一体全体、それってどうお得なの?何をしたらいいの?という方も多いのではないでしょうか。

 

まず、「納税」という単語が入っていますが、
これ実は「納税」ではなくて、「寄付」です。

また、「ふるさと」という単語が入っていますが、
自分の生まれ故郷に限らず、自分が選んだ自治体どこでもOKです。

 

つまり「ふるさと納税」とは「どこでも寄付」して受けられる節税策なんです。
(そんな言い方はないですが笑)

 

寄付先は、ふるさと納税のもともとの由来としては、
「自分の故郷・お世話になった地域・個人的に応援したいと思う地域」などですが、
その他の地域で返礼品を見て決める、というのもアリです。

 

で、ふるさと納税とは、
ふるさと納税(寄付)を行った場合に、寄付額のうち2,000円を超える分、所得税と住民税が安くなる(控除される)という制度なのです。
(※一定の上限があります)

 

例えば20,000円の寄付をしたら、
所得税と住民税が合わせて18,000円(=20,000-2,000)安くなる。
100,000円の寄付をしたら98,000円安くなる。


つまり実質2,000円の負担で、返礼品をゲットできる、というわけです。
返礼品が
2,000円相当以上のものであればお得ですよね。

 

そしてふるさと納税のいいところは、他の節税と違って、「税金が安くなる」だけではなくて、「地域を応援できる」「返礼品を選ぶ楽しさ」「届く楽しみ」という、ワクワクがあるところじゃないかと思います!

 

これは賢く利用したいものですね。

(2)ふるさと納税の流れ

さて、ふるさと納税は、寄付して返礼品をもらっただけで自動的に税金が安くなるわけではありません。

原則として確定申告を行う必要があります。

(平成27年4月から「ふるさと納税ワンストップ特例制度」も始まりました。ふるさと納税以外に確定申告をする必要がない場合はこの「ワンストップ制度」でいいですが、フリーランスSEのみなさんは確定申告をする必要があるので、「ワンストップ制度」ではなく確定申告で控除を受けます。)

 

①ふるさと納税をする

ふるさと納税を行うと、その自治体から、確定申告に必要な書類(寄付を証明する「受領書」)が発行されます。

  ↓

②確定申告をする

ふるさと納税を行った年の翌年3月15日までに、①の受領書を添付して確定申告を行います。

  ↓

③所得税からの控除

確定申告をすると、その年の所得税が安くなることがあります。源泉徴収等ですでに納めている所得税がある場合は所得税が還付(戻ってくる)されることがあります。

どれだけ税金が安くなるかは、その人の所得や他の控除等によります。

  ↓

④翌年度の住民税からの控除

所得税からの控除に加えて、翌年度分の住民税が安くなります。

(3)税金の控除について

(2)の③④を図にすると下記のようになります。

(4)注意点

ここまで読んで「実質2,000円の負担で返礼品がもらえるなら、もう、何万円でも寄付してたくさん返礼品をもらった方がお得だわ♪」。
そう思ってどんどん寄付したくなったあなた、

 

ちょっと待った~~~!!

 

注意点があります。

 

 

先ほどもさらっと(※一定の上限があります)と書いたのですが、そうなのです、いくらでも控除されるというわけではないのです。

 

1年間の間に、この上限額を超えて寄付した場合には、その分実質負担額も増えますし、そもそも納付すべき所得税や住民税がない専業主婦などは、「安くする」税金がないのですから、単なる寄付になります(返礼品はもらえますが)。

あくまでも「払った、または払うべき税金を安くする」のであって、払ってもない税金は戻ってきたりもらえたりしませんので注意が必要です。

 

この「上限額」は、その人の所得やその他の控除(扶養家族が何人いるかなど)によります。所得が大きいほど上限額も高くなります。

 

また、同じ所得であれば、扶養家族がいる場合や社会保険料を払っている場合には(その分控除を受けるため)、その扶養人数や社会保険料等の金額が多いほどふるさと納税の上限は下がります。

いくらまで全額控除となるのかは、総務省のHPなどに掲載されていますので確認してみてくださいね。

 

そして、「所得」がいくらになるかは、収入から経費を引いて計算してみないと分からないので、上限額がまだはっきり分からない人も多いと思います。控除をしっかり受けたい場合は、寄付は少なめにした方がよいかもしれません。

 

以上、ふるさと納税についてご説明しましたが、実は……

 

 

私、脇田みきは、ふるさと納税したことないんです。。←っておーーーい!!

 

お客様のふるさと納税の申告はたくさんしていますし、だから寄付金控除についてそのメリットをよく知ってるのに、ふるさと納税未体験(汗)!でも決めました、「やっぱりふるさと納税しよう!」と。

寄付した先の自治体の税収が増え、私は2,000円の負担でおいしいものを食べ(食べ物と決めている笑)、こんないいことずくめ!早速ネットでどんな返礼品があるのか調べてみます。

 

私は出身がさいたま市なので、「鉄道博物館の入館券」なんかもいいかなー?

 

とりあえず10,000円くらいからかな?次回の記事でふるさと納税初体験の報告をします~(宣言)。